関西学院大学の学生を中心とする団体Re.colab KOBEが5月25日、神戸市北区に所在するファームにてサツマイモ植え付け体験を開催した。
参加者はファーム内を探検したり、苗を植え付けるだけでなく、植え付けに必要な作業である土起こしと畝たてを体験したりした。
土を起こし、畝を高く立てることで土が柔らかく水はけが良くなり、さつまいもが育ちやすくなる。
当日は10人の学生が参加し、快晴の空の下で汗を流しながら体験を楽しんだ。
体験に参加した濱森望さん(社会学部2年)は「自然に囲まれた場所でリフレッシュになった」と話した。
『Re.colab KOBEとは?(副題)』
Re.colab KOBEは2021年に発足した学生団体だ。現在は50人程が所属しており、里山再生や農業をメインに取り組んでいる。現在は、以前耕作放棄地であった場所を管理し、様々な作物を有機栽培している。
副代表を務める中原由香利さん(商学部2年)は「現在は若い世代が農業や環境問題について考えるきっかけ作りにも注力している」と話す。
昨年はファームで栽培したそば粉を使用したパンケーキを子ども食堂に提供し、子どもたちにそばや環境問題に関するクイズを出題する等、農業に興味を持ってもらえるような企画を実施した。
代表の大沢映介さん(社会学部4年)は「活動を続けていくことに意味がある。居心地の良いコミュニティーにしていきたい」と話した。
(木下皓太郎)
畑を耕す様子=2024年5月25日、北区山田町、久保田創士撮影