関西学院同窓会本部企画委員会は2月17日、ホテル阪急レスパイア大阪にて「アラKWAN同窓の集い」を開催した。
今回のイベントは55歳から65歳までの関学卒業生を対象にしており、計38名の同窓生が参加した。1981年に経済学部を卒業後アナウンサーとして活躍した楠淳生さん(66)による講演や食事を交えた交流会などで会場は和やかな雰囲気に包まれた。
イベントは2023年に引き続き2回目の開催となった。企画委員の京藤光江さん(61)は、「人生100年時代の中で、同窓会を通して生きがいを見つけてほしい」と述べた。
今回の開催にあたり同企画委員会は事前にアンケートをとり、参加者をスポーツや映画鑑賞、旅行など共通の趣味を持つグループに振り分けた。京藤さんは「学生の時のように好きな趣味でつながってほしい」と話した。
イベントに登壇した楠さんは関学大を卒業後、スポーツアナウンサーとして活躍した。プロ野球や高校野球中継をはじめとして多種多様なスポーツの実況を務めた。講演では野球の魅力について語り、参加者は熱心に耳を傾けた。
イベントに参加した寺西秀夫さん(62)は1985年に理学部を卒業した。「友人から誘われて参加してみた。同世代の様子を知ることができてよかった」と満足そうに話した。
次回開催について同企画委員会は65歳以上を対象としたイベントも考えている。企画委員の中西裕美さん(60)は「高齢化社会のニーズに対応していきたい」と今後のイベントの企画に意欲を見せた。(木下皓太郎)
乾杯をする参加者=2024年2月17日、ホテル阪急レスパイア大阪、木下皓太郎撮影