中央講堂ラウンジリニューアル 「顕彰の意を込めて」

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 2023年11月19日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス中央講堂1階のエントランスラウンジが新しく生まれ変わった。机や椅子が一新されたラウンジのコンセプトは、「留学生とのコミュニケーションの場」である。ラウンジは以前にも増して心地の良い空間になった。    

 このリニューアルには関学大から井谷憲次氏に対する顕彰の意が込められている。井谷氏は関西学院大学に集う学生の将来を想い、2019年8月、新しい奨学金制度を立ち上げた。「井谷憲次奨学金」は井谷氏からの寄付をもとに、関西学院大学の学部生および大学院生の国際的なチャレンジを支援し、世界市民としての学びを奨励するために設立された奨学金制度である。

 このような背景を踏まえ、学校法人関西学院総務部校友課の中山悠吾さん(34)は「関学生はラウンジでの留学生との協同学習を通じて様々な価値観に触れ、卒業後に世界市民として活躍してほしい」と語った。

 関西学院大学はコロナ禍で停止していた交換留学生の受け入れを2022年9月に再開し、現在コロナ以前の賑わいを取り戻しつつある。リニューアルしたラウンジが国際交流の機会や新しい刺激を学生らに与え、関西学院大学の国際性をより豊かにするだろう。     (保家廉太郎)

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