
大学生は、就職活動への関心こそ高いが、正確な情報が不足している。そこでキャリアセンター職員の石谷さんとキャリアについて学び、考えよう。
多くの人は、3年生の春ごろから就職活動を始める。それまでに社会人基礎力を会得しなければならない。社会人基礎力は経済産業省が提唱する、仕事における基礎的な力だ。「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力から構成される。
石谷さんいわく「社会人基礎力は一朝一夕で身につくものではない。人と関わり、経験を積むことで身につくもの」とのこと。加えて、関学生が共通して身に付けるべき知識・能力・資質であるKwanseiコンピテンシーも意識したい。授業やサークル活動のような大学生活によって育まれる能力だ。
さらに自己分析をすることも必要だ。これまでの自分を振り返り、今の自分を見つめ、これからのキャリア形成へとつなげていくことが求められる。
石谷さんは「自己分析とは、人生の棚卸だ。自分の人生で幸せな時、苦しかった時、いろいろな場面を振り返り、自分にとっての幸せを見つけなければならない」と説明した。さらに「キャリアとは、就職や出世のようなことだけでなく、どのような人生を送るのかということだ」と人生設計の重要性を強調した。
就職活動に向けて、一歩踏み出したい学生に勧めたいのが、キャリアセンターSlackチャンネルだ。当チャンネルでは、自分にピッタリの就活セミナーやプログラム、インターン等の情報を受け取れる。重要な情報や機会を見逃したくない人はぜひ活用してほしい。
(杉谷拓樹)


















