やりたいことをカタチに 雑誌Siesta11月発行

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1枚目 今秋発行される「雑誌Siesta」 の表紙=広告研究会 制作局提供

広告研究会(広研)は11月上旬に雑誌siestaを発行した。siestaは商学部棟やG号館を中心に配布しており、新月祭といった広研が参加するイベントでも随時配布している。

広研は商学部の傘下団体であり、4つの局で構成されている。siestaはその中の1つである出版局が長年発行している雑誌だ。自由な作風で局員の個性を生かし、彼らの「やりたい」をまとめることを目的に春学期と秋学期に一度ずつ発行している。

 今秋に発行したsiesta(通称・秋スタ)の表紙はイベントポスターやパンフレットを作成する制作局が担当した。制作局が担当することで以前よりも表紙の美しさに重点を置いているのが今回の秋スタの大きな特徴だ。

 また、内容としては「霊」をテーマとした様々な企画がユーモアたっぷりに掲載されている。夜の兵庫県を歩くナイトウォーク、局員の運勢を比較する占い、そして「個人のやりたいこと」と題して実施した巨大寿司作りなどだ。

 出版局編集長の宮本碩人(ひろと)さん(商学部3年)は「今回の秋スタでは巨大寿司作りを一番見て欲しい」と語る。巨大寿司作りとは、1㎏を超えるサーモンを使い通常の寿司一貫の数十倍の大きさの寿司を作る企画である。宮本さんは、「完成した物はとても大きく迫力があった。ぜひ見て欲しい」と興奮気味に述べた。

宮本さんは続けて「ナイトウォークが一番していて辛かった」と語った。ナイトウォークは阪急西宮北口駅から須磨海浜公園まで夜通しで歩く企画である。「7時間ずっと歩くのは大変だった。最後は足を引きずるように歩いた」と苦笑しながら辛かった企画を振り返った。

 出版局員の横山(な)(つ)さん(商学部2年)は「スケールの大きい企画がたくさんできた。個人的な思い入れは強い」と今回の秋スタの企画が大がかりであったことを強調した。続けて「次の企画は他局の人にも参加してもらいたい。今回より大がかりなものを考えている」と来年の春にむけて構想を語った。(石岡孝憲)

2枚目 今後のSiestaの構想を熱く語る横山那月 出版局員=2024年10月8日、大学院棟、石岡孝憲撮影

3枚目 過去のSiestaについて想いを馳せる宮本碩人 編集長=2024年10月9日、新学生会館前、石岡孝憲撮影

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