講演中の島村恭則社会学部長=2026年5月26日、関西学院大学図書館ホール、高尾亮央撮影
関西学院大学博物館は5月26日、企画展「スポーツの想い出・胃袋の想い出―体育会と食堂が彩る関学のキャンパスライフ―」の開催記念講演会を大学図書館ホールで行った。民俗学を専門とする島村恭則社会学部長が登壇し、関西学院の七不思議をはじめとする「キャンパス・トラディション」について講演した。会場には学生や関学大の卒業生など、約60人が集まり、熱心に耳を傾けた。
島村教授は講演の中で、関西学院で語り継がれる、代表的な都市伝説や俗語を紹介し、聴講者らの関心を集めた。先輩から後輩へと語り継がれる伝承は単なる遊びではないと語り、関学生としてのアイデンティティの確立と共同体形成のための通過儀礼になっていると主張した。
質疑応答の時間では、卒業生が中心となって自らの知っている関西学院の都市伝説や、当時の学生生活の様子を発表し合った。初登場の噂話には驚きの声が上がり、会場は和やかな雰囲気に包まれていた。
島村教授は、キャンパス内の伝承がコミュニティを維持する仕組みになっていることを強調し、「関西学院の新しい『お話』を聞いたらぜひ教えてほしい」と笑顔で締めくくった。
大学博物館の企画展では、1910年代の学生寮の日誌や体育会バッジを展示している。企画を担当した市道寛也さんは、「学生目線の展示によって、関西学院の歴史をもっと身近に感じてほしい」と表情を緩めた。企画展は7月25日まで開催されている。
(八島みのり)
