関西学院東京丸の内キャンパスは首都圏で就職する学生に対して独自のサポートを行っている。個別相談や首都圏で活躍するOBとの交流イベントを通して、関西の学生が関東で就職する際に障壁となる情報格差を無くすことが狙いだ。
首都圏に本社を構える大手企業への本学就職数は、関東の有名大学に比べ少ない傾向にあり、事実として大手商社に入社する関学生が年々減少している。東京丸の内キャンパス課長の木村勝さんは「関西の学生は関東の学生と比べて、気概や熱量に欠けている」と不安を口にした
近年、コロナ渦を経て企業の情報を就活サイトやSNSだけで情報収集する学生が増加している。木村さんは「費用と時間を費やすことになるができるだけ対面で、先輩や友人と目と目を見て話をする時間を増やすべきだ」と危機感を示した。
木村さんは今後就職活動を控える1・2年生に向けて、「知識と経験を身に付けてコツコツ地道に努力していってほしい」と述べ、勉学に取り組んだり、他人には無い自分の武器を作ったりする必要性を訴えた。
東京丸の内キャンパスでは、来年3月から本格化する就職活動対策として、来年2月15日(土)にイベントの開催を予定している。当日はOB・OG40人~50人と学生がグループを組み情報共有を図る。
木村さんは「東京丸の内キャンパスを活用し、OB・OGと直接つながる機会をこれからも提供していく」と力強く述べた。