今回はキャリアセンター職員の藤原咲穂さんにお話を伺った。 (木下皓太郎)
―キャリセンターの役割について教えてください―
キャリア教育と就職支援を行っています。キャリア教育では「KGキャリア入門」や「ライフデザインと仕事」などを開講し、1・2年生から自身のキャリアについて考える機会を提供しております。また就職支援は、3・4年生並びに院生に向けてキャリアガイダンスやセミナーを企画しております。
―キャリアセンターを利用する学生はどれほどいるのでしょうか―
昨年度の個人面談対応件数は年間約1万8千件です。今年4月に実施したキャリアガイダンスでは半数以上の学生に参加していただきました。
―相談に来る学生でありがちな悩みはありますか―
「そもそも何をしたらいいかよく分からない」「内定の断り方がわからない」「インターンシップには参加した方がいいのか」「留学中でのサポートはあるのか」などの悩みを多くの学生から伺います。一つずつ見ていきましょう。
―そもそも何をしたらいいのかわからない 自己分析―
まずは自己分析ですね。自分ひとりで行う事も勿論大事ですが、個人面談で第三者の意見を聞くことが大事です。キャリアコンサルタントの資格を持つ職員が対応いたします。
―そもそも何をしたらいいのかわからない 企業研究―
キャリアセンターが開催するガイダンスやセミナーにぜひ参加してください。全学年対象のイベントもございます。
―そもそも何をしたらいいのかわからない 面接・筆記試験―
集団面接やグループディスカッション、面接のマナーについての対策講座も用意しております。筆記試験対策は「SMART SPI」をご活用ください。
―内定の断り方がわからない―
4年生の4・5月頃に相談を受けることが多いですね。就職活動を頑張った結果、内定を複数いただく学生さんもいらっしゃいます。エージェント経由で紹介してもらった企業の内定を辞退する場合でも、判断に迷う場合にはキャリアセンターに相談に来てくださいね。内定を辞退する場合は相手に対して失礼の無いようにしましょう。
―インターンシップに参加した方がいいのか―
就職活動を始めたての学生から相談を受けます。参加した方が良いですが、部活やサークル、アルバイトなど力を入れているところがある場合はそちらに注力してください。
就職活動においては学生時代に熱中したこと、取り組んだ経験を踏まえて、どのような強みが培われたのか、磨かれたのかという点を企業は見ています。
―留学生に向けてのサポートはありますか―
個人面談をオンラインで実施しております。外資系企業では英語での面接があるかと思いますので、英語での面接対策も実施しております。
―個人面談の利用制限はありますか―
個人面談は月最大8回までです。本選考の時期になると個人面談の枠がすぐに埋まってしまうので予約は早めにしておくことをおすすめします。
―早期選考で内定をたくさん取っておいた方がいいのでしょうか―
確かに早期選考で内定をもらうことは安心材料であり自信につながります。しかし結局は1社だけを選ぶことになりますので入社後のミスマッチを防ぐためにも自己分析・企業分析をしっかりしておきましょう。また、早期選考を実施している企業もありますが、早期選考だけでその年度の採用を終了という事はほとんどないので、不必要に焦る必要はないです。
―年明け以降、学生に参加してほしいイベントはありますか―
2025年2月19日(水)~21日(金)にかけて26卒の学生を対象に学内合同企業セミナーの開催を予定しております。当日は約180社が来校する予定ですので、ぜひ参加してください。
―最後に学生に向けてメッセージをお願いします―
周りの情報に一喜一憂せずに、納得できる企業に就職できるよう頑張ってほしいですね。キャリアセンターではみなさんの就職活動をサポートするプログラムを沢山用意しています!納得いく就職先を見つけるためにも、自分から情報を取っていく事を忘れず、いろんな人との出会い(OB・OGや企業の方等)を大事にしてくださいね。