楽しいキャンプを支える裏方 千刈リーダーズクラブ

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 兵庫県三田市にある関西学院千刈キャンプを活動拠点とする関西学院大学宗教総部千刈リーダーズクラブ。彼らは学生主体でキャンプ場の運営や管理を行っている。

 8月7日、8日の2日間には関西学院初等部の児童に向けたサマーキャンプを実施した。4年ぶりの対面開催である今回は水遊びや流しそうめん、炊事などのプログラムを設けた。また、「進め! 夏の探検隊!」というテーマのもと、広い敷地を生かした宝探しも行った。

 サマーキャンプでは参加者が安全にキャンプを楽しめるように入念に準備を重ねた。村澤千波那さん(神学部2年)は「無事成功できてよかった。キャンプ後に会いに来てくれた子もいて幸せだった」と振り返った。

 千刈リーダーズクラブの活動の主軸はキャンプ開催ではない。普段は草刈り、階段の補修などの場内整備。バーベキューやキャンプファイアの手伝いなどキャンプ場利用者のサポートに徹している。利用者からは「楽しかった」、「ありがとう」という声が多い。また、手の空いている時間帯には部員同士でキャンプ飯を作ることもある。

 土井香菜子さん(文学部3年)は元々野外活動に親しみがあり、キャンプリーダーに憧れて入部した。「もっとこうしたらじゃないかと日々の活動の中で常に思う。みんなでサポートし合いながら活動の質を上げていきたい」と語った。(木下皓太郎)

ダッチオーブンでつくる丸鶏ローストチキン=土井香奈子さん提供
薪割りをする藤原悠さん=2023年9月3日、関西学院千刈キャンプ、坂本芹菜撮影
ベンチの補修作業をする安部瑞希さん=2023年9月3日、関西学院千刈キャンプ、坂本芹菜撮影

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