関西学院大学は24日、三田市の神戸三田キャンパスで、株式会社エンリッション(京都市上京区)、株式会社スノーピーク(新潟県三条市)と共同で会見し、理系学生と企業を結ぶ「BIZCAFE」を国内の大学で初めて、同キャンパス内に4月8日にオープンすると発表した。登壇した関学大の村田治学長(65)は「このカフェが起点となって、積極的にイノベーションを起こしてほしい」と話した。
「BIZCAFE」は、学生のキャリア形成を支援する「知るカフェ」を国内外で展開しているエンリッションと関学大が共同で運営する。理系学生と企業との少人数交流会などが予定され、学生のアイデアを企業との連携で具現化させるといった相互作用を期待しているという。
関学大では昨年、学生とアウトドア用品大手のスノーピークが共同でオリジナルマイボトルを開発した。カフェではボトルを持参した学生に、無料でコーヒーや紅茶を提供する。学内でのペットボトル消費量を削減し「持続可能なキャンパス」としてSDGsを推進する狙いがある。
総合政策学部1年の学生は「勉強の合間に気軽に飲みに行ける。学校に行った時はぜひ利用したい」と話した。(吉原未来)