自然の恵みから手作りの香水を~調香師体験会開催~

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 学生団体のperfume partyが10月4日、5日に千刈キャンプ場(兵庫県三田市)で、自然の植物から香水を作る体験会を開催した。体験には子供から大人まで多くの人が集まった。

 参加者は、キャンプ場内にある森でスギやヒノキなどを、ハーブ園ではゼラニウムやカモミールなどを摘み、それらをつぶして香りを抽出する作業を行い、自分だけの香りを製作した。参加した清水咲希さん(20代)は「自然の中で非日常を味わえた。(ハーブを)潰して匂いを確認しながら調整するのが楽しかった」と笑顔だった。

 これまでは行き場のない香水を持ち寄って交換する香水交換会を多く開催してきた。今回は、想像がつきにくい「香りの原点や貴重さ」を知ってもらおうと、初めて一般の参加者も募った体験型のイベントを開催。代表の大道碧衣さん(商学部卒業)は、「ハーブ園は、このイベントのために一から作りました」と明かした。

 活動の幅を広げていても、「もったいない」を減らそうという意識を持ち、身近なところから行動を変えてほしいという思いは変わっていない。

そして、参加者を楽しませること、自分たちのメッセージをより効果的に発信するということも変わらないと話す大道さんの姿が印象的だった。

perfume partyの存在を徐々に認めてもらっていると感じる大道さんは、今回の体験会をperfume partyにとってのステップアップと位置付けている。「香水を通じて、何かを感じ取ってもらい、少しだけ日常が豊かになればいいな」と笑みがこぼれた。

perfume partyはこれからも、少しの気づきと少しの豊かさをじんわりと広げていく。 

(森友紀・八島みのり)

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