関西学院大学は3月18日と19日の2日間にかけて、西宮上ケ原キャンパス総合体育館で秋学期大学卒業式を開催した。
18日は理工学部をはじめとする6学部、19日は社会学部など5学部の式を行った。昨年に引き続き、式には保証人の参加が認められた。
祝辞で森康俊学長は、新型コロナウイルスの流行による入学式の延期や、オンライン授業への切り替えがあったことに触れ、「皆さんが本学で学んだ日々はとても特異な4年間だった」と振り返った。続けて、「こうした逆境の中でめぐり合った出会いを大切に、今後の人生の歩みを進めてもらいたい」と卒業生に激励の言葉を贈った。
コロナ禍での4年間の学生生活に関して、4月から東京で働く本多真一郎さん(社会学部4年)は「最後の学生生活で入学式が行えなかったこと、オンライン授業だったことは心残りだが、ゼミや授業でのグループワークはとても刺激的だった」と語った。 関学大は式に参加できない人も式を見られるよう、動画投稿サイトYouTubeで式の様子の生配信を行い、多くの人々が卒業生を祝福した。