(日進月歩)新聞を読もう ネットニュースにはない魅力

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 昨今、新聞の発行部数は年々減少しており「新聞離れ」が問題になっている。総務省が発表した「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、新聞を毎日読んでいる大学生は1割足らずである。

 新聞の購読者数が減少した一因にインターネットの普及が挙げられる。インターネット上には多くの情報があふれており、利用者は容易に、無料で情報を集めることができる。若年層へのリサーチ結果を発信する「TesTee」によると、大学生の約5割がニュースアプリを利用しており、この割合は今後も増加することが予想される。

 日本財団は2018年に大学生の新聞に対する意識調査を実施した。新聞を読まない理由としては「面倒くさい」、「読む習慣がない」などの意見が集まった。

 新聞は社会情勢を読み解くことに有効的で多くの情報を掲載している。そのため、読者は満遍なく知識や情報を仕入れることができる。自分が好きな記事以外にも目を触れられるので、興味の幅や視野が広がる。また、新聞の記事は正確性が高い。

 大学生にとって、月数千円の購読料は大きな出費であり、なかなか難しい事である。しかし、関西学院大学図書館では大手新聞5社や神戸新聞社の新聞を取り寄せており、無料で読むことができる。さらに、関学大図書館のデータベース上でも利用可能である。データベースには学外からでもアクセス可能だ。  新聞はネットニュースに比べ、情報量や使用する用語によっては内容が難しく読みにくい場合もある。しかし、様々な記事を手軽に読める、社会で注目されている事象を早く、正確に知ることができるなどの利点がある。ぜひ一度、新聞を読んでみてほしい。

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