(タイムスリップ)教育を形作る仕事 幸森早紀さん

タイムスリップ

 徳島県教育委員会での勤務を経て、現在は文部科学省で教育行政に携わる本学卒業生の(ゆき)(もり)早紀さん。学生時代から教育に強い興味を持ち、国の教育を支える立場となった今、どのような思いで仕事に向き合っているのか。仕事のやりがいや学生時代の経験について話を聞いた。

 幸森さんが教育に興味を持ったきっかけは高校入試制度に関する疑問であった。当時、徳島県では居住地域によって合格最低点が異なる状況があり、不公平さを感じたという。この経験が教育への興味に繋がり、2019年に本学教育学部に入学した。

 大学時代は主に教育格差について研究した。入学当初は教員を志していたが、次第に「子どもの学びの環境を整えるのは行政にあるのではないか」と考えるようになり、公務員を志望した。卒業後は教育行政の道へ進んだ。

 現在、幸森さんが担当しているのは、文部科学省の「学校基本調査」である。文科省が対象とする各学校の生徒数や教員数、進学者、就職者などを毎年調査し、教育政策の基礎資料となるデータを作成する重要な業務だ。

 各学校からの細かな問い合わせに対応しながら正確なデータを取らなければならないが、調査は学校の協力なしには成り立たない。そのため、幸森さんは「現場の負担にならないようにデータを集めることを心掛けている」と語る。

 行政の仕事は縁の下の力持ちである。幸森さんは「子どもたちが自由に教育を受け、ポテンシャルを発揮できる教育を実現したい」と笑顔を見せた。教育を根底から支えるやりがいを胸に、日々の業務に取り組んでいる。

(辻本灯)

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