ヒューマン・サービス支援室が入る建物
関西学院大学ボランティア活動支援センターおよびヒューマン・サービス支援室が、4月1日で開設から10周年を迎えた。1995年の阪神・淡路大震災を起点とする関学大のボランティア精神は、組織改編を経て、現在も学生主体による被災地支援や地域貢献の柱として受け継がれている。
同支援室の前身は、1995年に設立された「ヒューマンサービスセンター(HSC)」にさかのぼる。HSCは、未曽有の大災害となった阪神・淡路大震災を受け、教員と学生が一体となったボランティア組織として誕生。以来20年にわたり、被災地支援の現場で継続的に活動してきた。
2016年4月、大学側は組織の位置づけをより明確化するため、「ボランティア活動支援センター」を設置。同時に実務を担う「ヒューマン・サービス支援室」を構え、学生組織である「学生コーディネーター(学生CO)」との協働体制を確立した。また、3年目の2018年には神戸三田キャンパスでも支援室の開室がスタート。より多くの学生がボランティアに参加しやすい体制が整えられた。
同センターの活動は、学内活動にとどまらない。2016年の熊本地震、そして記憶に新しい2024年の能登半島地震でも、学生の主体性を尊重した現地ボランティア活動を実施している。
ボランティアに関心のある学生と地域をつなぐ「ハブ拠点」として、関学生の社会との出会いと関わりを支え続けている。
節目を記念し、11月14日には学内で記念トークイベントとワークショップが開催される予定だ。これまでの活動の歩みを振り返るとともに、これからの時代におけるボランティアやつながりの在り方を展望する。
(田爪翔)
