(日進月歩)若者の投票率と地方選挙の投票率の向上を願う

日進月歩

 2月8日、第51回衆議院議員総選挙が実施された。総務省によると、小選挙区選の全国の投票率は56.26%で、前回の衆院選より2.41ポイント上昇した。しかし、依然として投票率は低い。

 また、総務省の年齢別投票率の調査によると、19歳や20~24歳の投票率は他の世代と比べて低くなっている。世代間で投票率に大きな隔たりがあることは民主主義のあるべき姿なのだろうか。

 このような状況では、投票率の高い高齢者向けの政策が優先される「シルバー民主主義」となってしまうのは自然なことだ。選挙に行かないことで、自分たちは損をしていると若い世代は自覚すべきだ。

 最近では、選挙や政治をエンタメや「推し活」と捉える風潮が動画サイトやSNSを中心に広がっている。選挙や政治のエンタメ化は政治参加のハードルを下げ、若い世代の投票率向上に大きく貢献するかもしれない。若い世代には様々な入口から選挙や政治に関心を持ち、投票に行くこと、行かないことの意味を考えてほしい。

 また、衆院選以降、西宮上ケ原キャンパスのある兵庫県西宮市や近隣の大阪府豊中市で市長選挙が行われた。西宮市長選の投票率は39.63%、豊中市長選の投票率は38.76%と極めて低かった。より生活に直結するとも言える地方選挙の投票率がこれほどまでに低い状況は問題である。有権者は自分たちの1票で行政サービスが変わるかもしれないと考えて、投票するかを決めるべきだ。

 来年には統一地方選があり、多くの自治体で選挙が行われる。地方選挙の重要性が社会全体で共有され、投票に行こうという機運が高まることを願う。

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