コロナ感染の一人暮らし学生に食料無償提供 保健館看護師が発案

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 関西学院大学は1日、新型コロナウイルスに感染した一人暮らしの学生に、1週間分の食料を無償で提供する取り組みを始めた。考案者の一人で、保健館看護師の中西美和さんは「『学生にしてあげられることはないのか』という思いがずっとあった」と話す。

 中西さんは、大学でのワクチン接種や新型コロナに感染した学生とのやりとりなどをしている。夏休みに入ってから学生の感染者数が急に増え、個別に電話対応していく中で、療養期間中の自治体の支援に不安を感じる一人暮らしの学生が何人もいることが分かった。「せめて食事だけでも支援できないか」と考え、先月上旬に学長室へ相談。関西学院大学生活協同組合(関学生協)とも話し合い、2週間ほどで態勢を整えることができた。

 食品は全て生活協同組合コープこうべから仕入れており、カップ麺、無菌包装米飯(パックご飯)、野菜ジュースやポテトチップスなどに加え、症状のある人には食べやすいかゆやゼリーを、無症状の人には五目おこわや豚汁といった栄養バランスの良い食品をそろえている。

 学長室大学課の木村己(おのず)課長は「今のところ期間は決めていない。現在、学生の罹患(りかん)者数は落ち着いているが、第6波が来るとまた増えるかもしれないので」と話した。

 陽性が判明し、登校停止申請をした学生を保健館が把握。その後、関学生協に連絡が行き、箱詰めして宅配便で発送する。家族と暮らす学生は対象外。関学生協の池上正寿専務理事によると、6日現在、1人に発送したという。(吉永美咲)

症状のある学生向けの食料=2021年10月6日、吉永美咲撮影
無症状の学生向けの食料=2021年10月6日、吉永美咲撮影

吉永 美咲副総部長付庶務補佐

投稿者プロフィール

広島県出身、社会学部社会学科3回生。これまで、留学に挑戦する関学生や新型コロナワクチンの大学拠点接種、また、大学を陰で支えている人びとについて記事を書いた。2020年度はオンラインで活動に参加。昨年度の人事でデスクとなり、細かな表現や言葉づかいなど日本語について考える毎日。趣味は合気道、伝統芸能鑑賞など。

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