クリスマス礼拝 2年ぶりの開催

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 関西学院大学西宮上ケ原キャンパスの中央講堂で16日、クリスマス礼拝があった。1976年から続く礼拝は、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したが、今年は規模を縮小して開催。会場には学生や地域住民が集まり、出演者を含め315人が参加した。

 礼拝の冒頭で、舟木讓院長は「感染対策のため、賛美歌をみんなで歌えないのは残念。しかし、心の中で共に歌い、感じていただければ」と話した。

 礼拝は17時から開始。学生の聖書朗読の後、同大学大学院神学研究科1年の平井志帆子さんがキリスト降誕のあらましを語った。

 その後、オルガニストの能島亜未さんがS.カルク=エラートの「我が心の底より」など4曲を奏でた。応援団総部吹奏楽部も「彼方の光」などを演奏し観客を魅了した。関西学院グリークラブは賛美歌や「サンタが街にやってくる」を披露し、客席からは大きな拍手が送られた。

 大学のポータルサイトで礼拝を知り、友人と来たという商学部2年の男子学生は「迫力のある演奏や合唱だった。来年もまた来たい」と話した。

 4、5年前から礼拝に来ているという地元の50代女性は「2年ぶりに参加できてうれしい。歌も演奏も素晴らしく、涙が出そうになった」と笑顔だった。

 グリークラブの平見佳久部長(教育学部4年)は「お客様の前で、対面で歌うのは久しぶり。コロナ禍以前の雰囲気を思い出した。お客様の反応に暖かさを感じた」と語った。(前田瑞季、山形昌太郎)

聖書朗読をする男子学生=2021年12月16日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスの中央講堂、新輪さくら撮影
演奏を披露する応援団総部吹奏楽部=2021年12月16日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスの中央講堂、新輪さくら撮影
演奏を披露する関西学院グリークラブ=2021年12月16日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスの中央講堂、新輪さくら撮影
オルガンを演奏する能島亜未さん=2021年12月16日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスの中央講堂、新輪さくら撮影

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