
壁1面に本棚が広がるくつろぎライブラリー=2月27日、寿ノ湯、石岡孝憲撮影
神戸電鉄フラワータウン駅から徒歩13分、三田市富士が丘一帯に広がるベッドタウンの中に複合温泉施設「寿ノ湯」は位置する。

2020年2月にこの施設はオープンし、レックグループ代表取締役高橋光さん(38)の親戚が80年前に経営していた「寿湯」という名の銭湯が店名の由来だ。寿ノ湯は1日中楽しめる温泉施設という意味合いの「ライフスタイル温泉」をコンセプトに7種類の温泉の他、様々な設備を備えている。

支配人の細沼隆さん(44)は「一番自信があるのは岩盤浴です」と話す。
岩盤浴とは温められた天然石の上に横たわることで体を温める温浴法である。サウナと同じく汗をかくことができるが、岩盤浴ではベタつかない汗をかくことができる。細沼さんは「ぜひキレイな汗をかきに来て欲しい」と岩盤浴の魅力をアピールした。


寿ノ湯には温泉以外にもさまざまな設備が存在する。「刺激と発見」をコンセプトにするくつろぎライブラリーには2万冊の本があり、また1階フロアにはファンクスキッチンという飲食店があり、様々な国の料理を1品1000円程度で楽しむことができる。


一番人気の料理はデカ盛りカレーで、ライスが300gから500gの範囲で一定料金のため、たくさん食べることができる。 高橋さんは関学生に向けて「神戸三田キャンパスの学生はアルバイトでぜひ来てほしい。西宮上ケ原キャンパスの学生も一日遊び尽くしに休みの日などに来てほしい」とメッセージを送った。


(石岡孝憲)