
Gドームの除幕を行う出席者=3月12日、神戸三田キャンパスCビレッジGドーム前、山下結大朗撮影
この春、神戸三田キャンパスで新たに供用を開始するCo-Creation Village(通称Cビレッジ)の竣工式が3月12日、神戸三田キャンパスであった。
Cビレッジとは、神戸三田キャンパスの近接地、カルチャータウンの地区センター・南ブロックに位置する複合施設である。神戸三田キャンパス初となる学生寮「創新寮」(Genesis Dorm・通称Gドーム)、起業を志す人々を産学官民の連携により支援するインキュベーション施設「Spark Base」(通称S-ベース)、24時間365日利用可能なフィットネスジム”FIT365”が入居した商業施設の3つで構成されている。

Cビレッジという名称の由来は、関学生や教職員と地域、企業や行政など多様な人々が集い、枠を越えて共創する(共に創る)拠点となることを目指したことにある。
竣工式に先立ち、Gドーム前でテープカットと除幕式を開催した。登壇者は、関係者や報道陣に囲まれ、満面の笑みを浮かべながらテープカットと除幕を行った。

竣工式は、Gドームの1階にあるカフェテリアにて礼拝形式で執り行われた。賛美と祈りのあと、本学の理事長、院長、学長がそれぞれ式辞を述べた。中道基夫院長はCビレッジについて「新たな創世、ジェネシスの場」だと述べたうえで「神の創造に参与する」ことの大切さを強調した。施設についての報告があったのち、再び讃美歌を歌い、祝福・後奏で幕を閉じた。

その後の会見で、永嶋恒治神戸三田キャンパス事務室長はCビレッジについて「県や市と連携しながら徐々に地域住民に馴染んでもらいたい」と話した。
Cビレッジは4月1日に本学構成員を対象に、4月21日に一般の人々を対象に自由利用の仮オープンを行い、5月26日のグランドオープンを目指す。
(山下結大朗)