アナウンサーを目指す関学生 「素が出るラジオ」に引かれて

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 新年度に合わせ、各局で新番組が始まった。関西学院大学3年の長井健悟さんも、今春から朝日放送ラジオの番組にアルバイトとして関わっている。アナウンサーになる夢 に向かい、インターネットラジオでも経験を積んでいる。

 きっかけは、朝日放送テレビの横山太一アナとの出会いだったという。総部放送局でアナウンス部門に所属する長井さんは、アルバイト先を取材で訪れた横山アナに思い切って助言を求めたところ、自分を磨く大切さを教わった。アナウンサーに必要な話術ばかりに気を取られず、アナウンサーという夢に直結しない他の多くの経験から学び続けることで「人間性がにじみ出て、アナウンス力の向上にもつながると感じた」という。

 これまでラジオとは縁がなかったが、活動するうちに「素が出るところに引かれていった」。相方や聞き手と一対一で会話するような感覚があり、友達と話すように自分をさらけ出してしまうという。

 長井さんは、インターネットラジオ「レディクロ」の火曜午前8時からのパーソナリティーもしている。長井さんが担当する番組「KGRadio」では、各年にはやった音楽を振り返り、その年に自分が何をしていたかについてフリートークをする。「原稿で縛られていない分、自分の話術が試される感じがして楽しい」と話す。

 「ラジオは生活のBGM。だからこそ、自分の声で一日を明るくスタートしてくれる人が一人でも多くいてくれれば」と笑顔で語った。(武田裕貴)

ラジオの収録に臨む長井さん=本人提供
イベントでMCをする長井さん=本人提供

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