関西学院大学は24日、西宮市からの要請を受けて1050人分の新型コロナウイルスワクチンを市に提供すると発表した。ワクチンは米モデルナ社製で、来月4日から市民を対象に、西宮上ケ原キャンパスの中央講堂で接種を始める。予約は25日から市のホームページで受け付ける予定。
関学大は23日から、西宮上ケ原キャンパスで学生や教職員を対象にしたワクチン接種を始めている。関西学院の広報室は「学生や教職員の分の確保が前提だ」としつつ「大学での接種が決まった時から、市と提供に関する話があった。市と互いに協力したい」と話した。
同キャンパスは現在、感染症対策として大学関係者以外の立ち入りを禁止している。広報室は「市民と学生が混ざらない時間に実施する」と説明した。
ワクチン提供に対して、西宮市の担当者は「貴重なワクチンを提供していただき感謝している」と話した。(西村遼)