(部室だより)重量挙部 復活を目指して

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 関西学院大学体育会重量挙部は1956年の創部以来、多くの学生が入部してきた。現在部のコーチを務め、元全日本チャンピオンの中尾美喜夫(78)さんもその一人だ。
 重量挙部は基本的に火曜日、水曜日、土曜日に学生会館新館地下1階にある重量挙場で活動している。練習日は週3日だが、部員自身が目標に合わせて練習量を増減できるようにすることで自主性を重んじている。
 現在の部員数は1年生が4人と2年生が3人で、荒川翔太さん(生命環境学部2年)が主将を務め、チームを率いている。
 重量挙部は新型コロナウイルスの流行によって新入部員の勧誘活動ができなかった。その結果、入部希望者は2年間で一人もおらず、部員数は大幅に減少した。
 部員を増やすためには戦力の強化が必要だと荒川さんは考える。その一環としてウェイトリフティングをしている高校生に関学大のスポーツ選抜入学試験の受験を勧め、経験者の入学数を増加させようと取り組んでいる。その結果、今年は1人が来年度からの入部を目指し、この試験を受験した。最終的には20人ほどの部員を集めることが目標だ。
 部員の多くは大学に入るまでウェイトリフティング未経験だった。唯一の経験者である荒川さんや中尾コーチを中心に練習を重ねている。ウェイトリフティングは努力次第で強くなれる競技だ。荒川さんは「まだまだ練習量は少ないが、試合に出るたびに成長している」と話す。
 荒川さんは部の現状を踏まえ「今の戦力で全国入賞は難しい。まずは関西で再び入賞できるようにしたい」と意気込みを語った。 (石本理子)

全日本大学対抗選手権大会に出場する荒川さん=同部提供

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