本学宗教総部献血実行委(大川純委員長=社・3=)が企画・実施している献血活動が1965年の開始以来、通算1000回となった。開始記念日の17日、西宮上ケ原キャンパス中央芝生前で献血実施1000回記念式典が行われ、兵庫県赤十字血液センターから同委員会に感謝状が贈呈された。
式典の冒頭、本学の冨田宏治(こうじ)副学長=法学部教授=が挨拶し、「マスタリー・フォア・サービスの在り方を体現した素晴らしい活動だ。今後も活動を絶やさないで欲しい」と長年の労をねぎらった。
感謝状贈呈に引き続き、県赤十字血液センター所長の平井みどり氏は「若者の献血離れは深刻だ。これからも関学生の若い力にお願いしたい」と、これからの献血実行委の活動に期待を寄せた。
献血実行委の大川委員長は、自身が持病の手術で約30人分の輸血を受けた経験に触れ、「献血に感謝の気持ちを持っており、活動に携わるようになった。直接、献血することが出来ない人も、周りの人に声をかけをすることで、協力して欲しい」と呼びかけた。
宗教総部献血実行委が本学で実施する献血活動は、学内献血の協力者数日本一だ。同委員会の大川委員長は「自分たちでチラシを作るなど、様々な工夫をすることで過剰な景品を用意していないが、誇れる実績を残すことが出来ている。今後も創意工夫をしながら活動をしていきたい」と抱負を語った。