関学大 来年度から授業スケジュール変更 90分授業に短縮へ

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 関西学院大学教務機構は、学内ポータルサイトkwicにおいて、来年度から授業スケジュールを変更すると発表した。主体的な学びを支援する柔軟な教育プログラムの提供やICTを活用した教育への転換を進めるとしていて2026年度から大学・大学院(司法研究科、経営戦略研究科を除く)で施行する。

 大きな変更点は授業時間を現在の100分から90分に短縮し、昼休みの時間を40分から60分へと拡大することだ。これまで、昼休みの時間が短く昼食時間を十分に確保できない学生が多かったが、ゆとりある時間に変更されることで食堂などの混雑緩和が期待される。また、第1時限の開始時刻を現在より10分繰り下げた9時に変更し、第5時限の終業時刻も現在より20分繰り上げた18時20分に変更する。これまで、異なっていた西宮上ケ原キャンパス、西宮聖和キャンパス、神戸三田キャンパスの時間割は統一される。

 さらに、時間割に基づく対面授業の週数は現在の14週から12週に短縮する。大学設置基準等で定められた総授業時間数に対する不足分の授業については、オンデマンド型のオンライン授業等を活用し補う形をとる。この狙いについて教務機構は「留学、海外研修、資格試験・検定試験、インターンシップなどの取り組みを推進」するためとしている。また、新入生がスムーズに大学生活に移行できるよう、各学期の授業開始前に1週間程度「スタートアップ期間」を設け、原則初回授業はオンデマンド型で実施する。

 関学大で90分授業を採用するのは2020年度以来6年ぶりとなる。コロナ禍以降、全国的にICT教育を活用した授業時間の見直しが進んでいる。

 (山下結大朗)

変更後の時間帯(大学)

[全キャンパス共通]

1時限目 9:00~10:30

チャペルアワー 10:30~11:00

2時限目 11:00~12:30

昼休み 12:30~13:30

3時限目 13:30~15:00

4時限目 15:10~16:40

5時限目 16:50~18:20

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