安全性と利便性の両立を目指す関学のICT導入

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関西学院は今年の3月からSlack(スラック)、Box (ボックス)、Zoom (ズーム)、Okta (オクタ)を全学導入した。

 関西学院情報化推進機構は2027年の導入完了を目標にICT環境の整備に取り組んでいる。今回の導入もその一環だ。情報化推進機構は安全性と利便性の両立を方針として整備を進めている。

ICT環境を整備する目的は主に二つある。

一つは情報基盤の活用と安心・安全の確保だ。情報化推進機構はスラック、ズームでオンライン上の情報のやり取りを整理し、利用者が効率よく便利にコミュニケーションできることを目指している。

オンライン上で急増する情報を安全に守ることも重要だ。情報化推進機構は認証システムであるオクタとストレージシステムであるボックスを組み合わせ、うっかりによる情報漏洩を未然に防いでいる。安全を確保するため、学生が学外から学内システムへアクセスする時には2要素認証を必須にしている。

もう一つの目的はICTが介在することで、縦割りになりがちな関学の組織に横串を通すことだ。ICTによってコミュニケーションが活性化することで、学生が窓口でたらい回しにされる事態をなくしたいと考えている。

情報化推進機構は学院の名の下に集うすべての人を「ICTで」笑顔にしていきたいと考えている。

情報化推進機構ではICTサポートデスクを西宮上ケ原・神戸三田・西宮聖和・大阪梅田のキャンパスに開設している。ICTで分からない点があれば訪ねてみると良いだろう。 (田爪翔)        

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