どちらの本がより古い? 図書館で「関学生貴重書チェック」

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 本学図書館には数多くの貴重な図書や資料が保管されている。普段は学生の目に触れない場所で管理されているため、その存在を知る学生は少ない。今回、そんな貴重書を知り、興味を持つきっかけとして開催されたのが「関学生貴重書チェック」である。

 本イベントは、5月13日から24日が第一弾、6月3日から14日が第二弾として、2回に分けて本学図書館1階の特別閲覧室で開催された。過去に開催された貴重書展とは異なり、初めてのクイズ形式での開催であった。

 クイズでは、並べて展示された2つの資料から問題の内容に合ったものを選ぶ。問題は6問用意されており、自身の持つスマートフォンを使って解答する。全ての問題に解答を送信すると、答え合わせと解説が見られる仕組みになっていた。さらに、イベント期間中は会場に図書館職員が常駐し、展示に関する質問や貴重書の利用方法など、学生の様々な質問にも対応した。

 問題には、著者や作品の知名度の高いものを多く展示するなど、学生が関心を持てるような工夫がされていた。例えば、与謝野晶子の『みだれ髪』の初版と第3版を比べ、どちらが初版かを当てる問題があった。これは、初版が与謝野晶子の旧姓である「鳳晶子」として出版されたことから見分けることができる。他には、本学図書館に多く所蔵されている聖書に関する問題もあった。

 また、本イベントに参加した全員に、参加賞として本学図書館オリジナルデザインのクリアファイルが用意された。6問全てに正解した人には、全問正解賞としてシールもプレゼントされた。シールは図書館のコミュニケーションキャラクターや展示された資料がデザインされた本イベントのためのオリジナルである。

 本イベントには、文学部の学生や1回生を中心に1406人が参加した。友人同士での参加や、全問正解を目指して再度訪れる学生もいたという。参加したある学生は「貴重書があることを初めて知った。授業で扱った資料の実物が見られたことが嬉しい」と話した。図書館職員で貴重図書・古文書担当の井戸田史子さんは「学生が楽しめるイベントになるよう、クイズを用いたり、展示品を工夫したりした。イベントを通じて以前より少しでも貴重書に興味を持ち、利用するきっかけになれば嬉しい」と話す。

熱心に資料を見比べる参加者=関西学院大学図書館
難波千聖

難波千聖総部長

投稿者プロフィール

 兵庫県加西市出身、文学部文化歴史学科哲学倫理学専修2回生。最近の関心はジェラール・ジュネットの物語論。新聞総部では新月祭の取材を精力的に行うほか、部活動の活動の様子を取材するなど、主にニュース記事で活躍している。また、同窓会担当として多くの人に関西学院大学新聞を読んでもらえるよう、日々試行錯誤を重ねる。趣味は一人カラオケだが、最近は学業とアルバイトに忙しく、なかなか行けていないのが悩み。

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