子供の夢応援プロジェクト2025 阪神近本選手の母校・関学大で開催

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近本選手にインタビューを行う小・中学生たち=7月26日、阪神甲子園球場、田爪翔撮影

 関西学院大学は7月26日、連携協定を締結している一般社団法人LINK UP主催の元、「子供の夢応援プロジェクト2025」を開催した。

 「子供の夢応援プロジェクト2025」は、関学大の卒業生で阪神タイガースに所属する近本光司選手(30)が故郷である淡路島や、自主トレーニング先である沖永良部島の小・中学生を招待して様々な体験を提供するプロジェクトだ。

 プロジェクトを始めたきっかけについて、LINK UP代表理事の石井僚介さん(32)は「大学がなく、電車が走っていない島の子どもたちに五感を通していろいろなことを知ってもらいたいと思って去年からスタートした」と語った。

当日は淡路島在住の小学5・6年生10名、沖永良部島在住の小学6年生・中学1年生6名の計16名が参加した。

 子どもたちはまず、人間福祉学部社会起業学科の柴田ゼミに所属する大学生とワークショップを行った。

 ワークショップでは子どもたちが住む離島の魅力や再資源を再発見するためのカードゲームを行った。「島民のみんなで盆踊りをしたい」や「島を舞台にした人気キャラクターの映画作成」など子どもたちは、柔軟な発想でアイデアを出し合った。

 子どもたちの楽しんでいる姿に、石井代表理事は「すごく積極的に手を挙げて質問し、能動的で嬉しい」と笑顔だった。

 また、柴田ゼミに所属し今回のイベントの企画に携わった小菅優衣さん(人間福祉学部4年)は「私たちでは思いつかないアイデアがいっぱい出てきた。とても楽しかった」と達成感を口にした。

 午後の部では西宮上ケ原キャンパス内を見学した。子どもたちはわくわくした表情を浮かべながらG号館101教室、ランバス記念礼拝堂や中央芝生を訪れた。

 15時過ぎからは甲子園で試合前の練習をしていた近本選手と面会。子どもたちは緊張しながらも目を輝かせていた。子どもたちは二人一組で近本選手にインタビューを行い、数々の質問をぶつけた。

ある子どもに「チャンスの打席の時は緊張しますか」と聞かれた際、近本選手は「そのチャンスの打席を緊張するのではなくその打席を楽しむのが大事だ」と笑顔で答えていた。

(久保田創士・前川勇)

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