コメの高騰を受けて急遽値上げ 関学生協にも”令和の米騒動”が直撃

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 関西学院大学生活協同組合(以下、「関学生協」)は3月から4月にかけて2回の値上げを行った。

 3月の値上げは人件費、運送費などの高騰などを理由としており、予定通りだった。だが、昨年夏頃から、コメ価格が当初の想定を大きく超える価格高騰があったため、4月にライス、カレーライスや丼ものなどのコメを使う商品を再び値上げした。

 例えば、ライス小では105円から143円と前年比136.1%の価格が上昇した。

 関学生協はコメの高騰分をコメに使う全ての商品に転嫁するのではなく、麺類などさまざまな商品に分散して転嫁することでコメを使う商品の極端な値上げを抑えている。

関学生協による値上げの掲示

 コメ価格高騰の現状

 農林水産省が取りまとめている全国のスーパー約1000店の販売価格によると4月7日から13日までの1週間の平均販売価格は5㎏あたり4217円と前年同期で2139円の値上がりが公表されている。

 比率にすると前年比202.9%と約2倍の値上げで一人暮らしの学生を中心に大きな影響を受けている。

 一人暮らしをしている文学部3年の男子学生は「米とか食品の値上げが多くて大変」と窮状を訴えた。 

(田爪翔)

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