(留学レポート)日本と違うドイツのお店事情

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 今年度、新聞総部の記者がドイツに留学しています。今回からシリーズで記者が感じた生のドイツ情報をお届けします。今回はドイツに到着して衝撃を受けた休日の様子をご紹介します。(C・T)

 ドイツのミュンヘンでの留学生活が始まってから、早いもので約1ヶ月が経過した。到着直後、急な環境の変化により、病弱な私の身体は下痢や蕁麻疹などに悩まされたが、徐々に新しい生活にも慣れ、今は日々幸せを噛み締めている。

 日本とドイツは、街並みや治安、人柄などの面から見ても、どことなく似ているように感じる。物価や食文化、生活習慣なども近いため、生活面ではほとんど困らない。

 ただひとつ、働き方に決定的な違いがある。ドイツには「閉店法」という1900年から続く、小売店の販売時間を規制する法律がある。この法律は、小売店の労働者の長時間労働を規制するために設けられている。また、ドイツはキリスト教国家のため、安息日として日曜日を休みの日と定めている。

 そのため、ドイツでは日曜日、スーパーマーケットや薬局、デパート、洋服屋、土産物屋をはじめとするほとんどのお店は閉店する。つまりドイツ市民は、日曜日は労働をせず、それぞれに休日を満喫する。休日の過ごし方は様々だが、ドイツにはテーマパークのように広い公園がたくさんある。そこで日光浴や散歩をしたり、友人や家族とピクニックをしたりする人が多く、日曜日の公園はいつも賑わっている。自然にはリラックス効果もあるので、日々の疲れを癒すためにも、一石二鳥である。また、美術館や博物館などの建物は、日曜日以外を定休日にしていることが多く、日曜日は普段よりも安い入場料で建物を解放している。そのため、いつもよりも気軽に芸術に触れることができる日曜日の美術館や博物館めぐりも人気だ。ドイツでは学生証があれば、博物館や美術館が無料になることも多いので、留学生の休日の過ごし方としてももってこいだ。また、ヨーロッパは共働きの夫婦が多いため、日曜日にまとめて家事を済ませる家庭も多いそうだ。

 平日も24時間営業のコンビニなどはほとんどなく、大半が20時、遅くても22時頃には全てのお店が閉まる。そのため、ドイツ市民は夜にあまり出歩かず、買い物や外出もなるべく早い時間に済ませる傾向がある。夜にお店が開いていないことで、困ることは特にない。日本には、いたるところに24時間営業のコンビニエンスストアやファーストフード店があるが、これらは本当に必要なのだろうか。日本は大変便利な国だが、なくても困らないもので溢れているような気がしてならない。

メーデーで休日の5月1日、閉店法により街並みにシャッターを下ろした店が並ぶ=ドイツ・ミュンヘン
日曜日に美術館めぐりを楽しむ記者

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