
情報化推進機構は、3日、キャリア回線が利用できない場合や、予期せぬ事態に備えるためのバックアップ手段として、学内ネットワークにおいて主要なコミュニケーションアプリによる通話利用が可能にすることをポータルサイト「kwic」で発表した。
対象となるアプリは「LINE」「FaceTime」「WhatsApp」の3種類。これにより、緊急時やキャリア回線に不具合が生じた際でも、学内から安定した通話環境を確保できるようになる。
ただし、利用にあたってはいくつかの注意点がある。学院のネットワークは学術情報ネットワークSINETを利用しており、教育・研究活動やそれらに関連する連絡、支援業務を目的とした利用が原則だ。また、通信量が著しく増加した場合には、教育・研究活動への影響を避けるため、利用を制限する場合がある。
さらに、不正アクセスなどセキュリティリスクへの対応のため、各アプリは常に最新版を使用することが推奨されている。
今回の対応により、学生や教職員は学内での連絡手段を柔軟に確保できるようになり、教育・研究活動の安心感が一層高まることが期待される。 (越智優介)