「スピード退席」 食堂の効率良く

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 関西学院大学生協食堂には赤い紙が貼られた席がある。「スピード退席エリア」だ。このエリアでは午後12時30分から午後1時30分に利用した学生に対し、食後の速やかな退席を促している。

 フードサービス事業部の森保亮介さん(39)はスピード退席エリアについて、「食堂の混雑が増加したことへの対策としてこのエリアを設けた」と語った。また、「回転効率が良くなった。学生たちはスピード退席の意味をしっかりと理解し、食事後は速やかに退席してくれている」とスピード退席エリアの効果を実感している。

現在、食堂の売り上げはコロナ前と比べ、BIG MAMAは9割、BIG PAPAは6割から7割程度にとどまっている。対面授業が解禁されてから1年以上が経過したものの、いまだに元の売り上げまでは回復していない。

 オススメのメニューについて、森保さんは「ぜひ夜食堂に足を運び、夜だけのメニューを食べて欲しい」と話す。特に「鳥もも肉シリーズ」については「山賊焼きや醤油こうじ焼きなど、どれも美味しいので試してほしい」と笑顔ながらに続けた。安くておいしい生協食堂。一度訪れてみてはいかがだろうか。(山本麻衣子)

「スピード退席エリア」のポスターが貼りつけられた学食の椅子=2023年9月20日、関西学院大学西宮上ケ原キャンパス、山本麻衣子撮影

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