
霞が関セミナーに参加した感想を語る菊池航汰さん=3月24日、中央芝生、石岡孝憲撮影
関西学院大学キャリアセンターキャリア支援課は2月18日から2月21日まで霞が関セミナーを開催した。霞が関セミナーは学生の国家公務員の理解を深めることを目的として、毎年東京丸の内キャンパスで開催されている。
主なプログラムとして官庁訪問があり各省庁の理念や部署の役割、福利厚生を現役の官僚から学ぶことができる。更に関学を卒業した官僚との座談会などもあり、霞が関セミナーは官僚という職業の理解を深める一翼を担っている。

参加者の菊池航汰さん(文学部2年)は「霞が関セミナーで十分に官僚への理解を深めることができた」と感想を述べた。

防衛省の戦略分析部門で働くことを目指している菊池さんは、印象に残っている霞が関セミナーの思い出として、防衛省での質疑応答を挙げた。菊池さんは「志望している戦略分析部門の方に様々な質問をすることができた。自分のキャリアを考える良いきっかけになった」と語った。
更に菊池さんは霞が関セミナーで意外に感じたこととして、官僚のイメージの変化をあげた。一般的に官僚は淡々と答弁する姿がテレビに登場することが多い。しかし霞が関セミナーでは参加した官僚が気さくに学生からの問いかけに応じる場面が見られた。菊池さんは「官僚の方を身近な存在として感じることができた。真面目すぎず緩すぎない雰囲気を作って頂いた」とセミナーの雰囲気を回想した。

最後に菊池さんは公務員試験へのアプローチについて「対策を既に始めている。今年の秋には試験を受ける事を視野に入れている。所属している文学部フランス語学専修の課題にも取り組むことで、フランス語圏に行くことになったときの備えもしたい」と真剣な眼差しで述べた。
(石岡孝憲)