関西学生サッカーリーグは6日、延期となっていた後期第9節が堺市のJ―GREEN堺であり、関西学院大は関西大に2―1で勝利した。順位は7位で、勝ち点を17に伸ばした。関学大は次の試合に勝利すれば、下部カテゴリーのチームと全国大会出場を争う5位以上が確定し、得失点差によっては全国大会に出場できる4位以上となる。
選手が先週の試合から課題だと話していた立ち上がり。前半11分に失点したが「チーム全体で声を掛けて盛り上げ、攻めの姿勢を出せた」とDF本山遥。逆転し、関学大は6試合ぶりの勝利となった。
30分、クロスのこぼれ球をペナルティーエリア右隅で拾ったFW岡島温希が、相手DFをかわし、角度の無い所からシュート。相手GKの手をかすめながら、ゴールに突き刺した。数分前にも同じような場面があり、岡島は「前のシーンでは隅を狙ったがGKの正面にボールが行った。次は思い切って打った」と話した。
続く38分、MF渡邉英祐のコーナーキックに本山が右足で合わせ、逆転に成功した。本山は「前日の練習で意識していた形。キッカーの英祐から良いボールが来て、合わせるだけだった」と振り返った。
全国大会へ向けて、次の試合も勝利が必要な関学大。本山は「来週の試合に勝たないと、今日の勝利の意味はない」と気を引き締めていた。 (林 昂汰)