関西学生サッカーリーグは29日、延期となっていた後期第5節が堺市のJ—GREEN堺であり、関西学院大は甲南大に1—3で敗れた。関学大は9試合を消化して勝ち点14の7位となった。4位以上に与えられる全国大会出場には、残り2試合の全勝が必要になる。
「立ち上がりが甘くなった」
試合開始すぐの前半2分、甲南大に先制を許した。続く22分、コーナーキック後のカウンターから再び失点。「攻守の切り替えが相手に劣っていた」とゲームキャプテンのMF藤井敦仁は振り返った。
2失点後は、MF安羅修雅やFW木村勇大がゴールポストをかすめるシュートを放つなど、攻勢を強めた。ゴールに迫ったが、得点を奪えなかった。木村は「押し込んだ時間帯に点が取れなかったのは、僕ら前線の選手の責任」と肩を落とした。
後半28分、甲南大にクロスの流れから3点目を決められた。反撃を試みた関学大だったが、大きな失点となった。
後半36分、関学大は一矢を報いた。左サイドをパス交換から抜け出したFW山見大登が中央へ折り返し、木村が右足でゴールに押し込んだ。「試合中、山見君がサイドをえぐった時は、ゴール前が空いているなと思っていた。狙っていた形だった」と木村。しかし「1点じゃ勝てない。もっと決められるチャンスもあった。」と悔やんだ。
後期リーグ戦は残り2試合。藤井は「技術うんぬんではなく、絶対に勝つという気持ちをもう一度持たないといけない」と話した。 (林 昂汰)