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20年目の躍進 フットサルサークルpremier’06、悲願の先へ サークルが部活を倒す、最強の自主性

 集合写真=同団体提供

 2006年の創部から、節目の20年目を迎えたフットサルチーム「Premier’06(プルミエール)」。今や36名のメンバーを抱え、全日本大学フットサル大会(インカレ)全国大会に出場できる強豪へと成長を遂げた彼らだが、その道のりは決して平坦ではなかった。 

 かつては宝塚市や西宮市の体育館を転々とし、練習場所の確保にさえ苦慮した日々。そうした中昨年、ついに悲願の登録団体として認められ「大学公認団体」へと昇格した。

 昨年度の快進撃は、まさにその「公認」の名に相応しいものだった。インカレでは兵庫県予選、さらには関西予選を相次いで制覇。創部以来初となる全国大会出場という歴史的な足跡を刻んだ。また、社会人チームも参戦する兵庫県フットサルリーグ1部でも優勝。惜しくも昇格にはならなかったものの上位リーグの関西フットサルリーグ昇格まであともう一歩に迫り、大学界のみならず、地域リーグでもその名を轟かせた。

 「公認になれたことは、本当に大きかった」。第2フィールドなど学内の施設で活動できる喜びを語る主将・坂井擢仁(たくと)さん(教育学部4年)の表情には、単なる選手としてだけでなく節目を迎えたチームを率いる代表としての自負が滲む。

 「部活とサークルの間という立ち位置を生かしたオンとオフの切り替えと選手の自主性」がチームの強さと坂井主将は語る。体育会のストイックさとは一線を画しながらも、ピッチに入ればスイッチが入り、時には主将として厳しい言葉も飛ばす。自分たちで考え、自分たちで高め合う。その気高き「自主性」こそが、他大学のフットサル部と対等に張り合い、20年間成長してきた原動力だ。

 現在は監督不在。坂井さんは主将と監督の二役をこなしながら、メンバー全体の戦術の「言語化」に挑んでいる。5月31日のインカレの兵庫県予選を前に、「ここまでプルをつないでくれたOB、OG、そしてここまで僕についてきてくれた選手、マネージャーのためにも結果でチームの強さを証明したい」と前を見据える姿は、まさに伝統のスローガン「獅子奮迅」そのものだ。 今年度はインカレ優勝・関西フットサルリーグ昇格を目標に掲げ、大学チーム唯一の「サークル」として部活動の牙城に挑んでいく。

(田爪翔)

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