「合唱は形として残らない。だからこそその一瞬のために頑張っている」
そう語るのは関西学院ウィメンズ・グリークラブ指揮者の長尾唄歩さん(文学部4年)だ。
関西学院グリークラブの男声合唱団は全国的に活躍しており、長い歴史を誇る。しかし、関西学院グリークラブは男声合唱団だけではない。
2015年、男子校だった関西学院高等部が共学化した。高等部出身の女子学生の大学進学に伴って誕生したのが関西学院ウィメンズ・グリークラブだ。現在14名で活動しており、パートはソプラノ、メゾソプラノ、アルトの三つに分かれている。
長尾さんは「練習を重ね、みんなで一つの音楽を作り上げていくのが合唱の魅力」と話す。楽しい活動を目指し「練習を始める際には、一緒にラジオ体操・ストレッチング・ダンスを通して体という楽器を起こす」という。
「人数と練習日数が少ないのが悩み。短い期間でクオリティを上げるために頑張っている」と長尾さんは述べる。
ウィメンズ・グリークラブは「女声合唱で革命を」をスローガンに部の知名度を上げるために、なにより自分たちが音楽を楽しむために精進し続ける。(金鼎)