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100年以上の歴史を紡ぐ、絵画部弦月会

 絵画部弦月会は大正4年から続く歴史のある部活だ。数多くの画家やデザイナーを輩出した一方で、絵画技術を指導する教員はいない。部員同士で技術を共有し、意見交換をすることで技術を磨いているのだ。

 活動のほとんどはキャンバスに出迎えられる。色鮮やかで個性的な作品の数々は、どれも魅力的で甲乙つけがたい。天井は高く、窓から差し込む日光が幻想的だ。

 絵画部弦月会には56名の部員が所属しており、精力的に活動している。副部長の米田美月さん(法学部3年)は部活動の魅力について「自分の好きな時に好きなように活動ができる。部員やOBとの交流を通じて、絵画の面白さ、楽しさに気付くことができた」と語った。大学生から絵画制作を始める部員も多く、米田さんもその1人だ。

 油絵やアクリル画、デジタル画にペン画と多種多様な作品を制作している。「Liminal Space」は部長の小松心優さん(社会学部3年)の作品だ。心優さんは「どこかで見たことがあるようで、実際には存在しないハザマの空間を描いた。懐かしさと不気味さの両方を感じられるような作品を目指した」と説明した。

 「うどん温泉」は小松優良さん(社会学部3年)の自信作だ。「観者が温かみを感じられるような作品を目指した。また、この作品に使ったキャンバス120号は高さが2㍍近くある。制作中に多くの苦労や試行錯誤を経験したが、とても楽しい時間だった」と優良さんは振り返る。

作品「うどん温泉」=小松優良さん提供

 12月には弦月会展という展覧会を開催する。部員は準備に大忙しだ。思いのこもった作品を鑑賞することのできる貴重な機会だ。

(杉谷拓樹)

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