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関学生考案の防災ゲームが製品化 地域で初披露、多世代で「備え」学ぶ

 西宮市の高木センターで1月31日、イベント「みんなで作ろう 防災リュック」が開かれた。主催は社会福祉法人みかり会で、関西学院大学ボランティア活動支援センター・ヒューマン・サービス支援室や学生コーディネーター(学生CO)、関西学院大学災害ボランティアサークル「rel@y(リレイ)」等が協力した。

 会場では、まずリレイのメンバーから能登半島地震の被災地における現状と、現地での支援活動についての報告が行われた。学生たちが肌で感じた被災地の課題に参加した地域住民らは熱心に聞き入っていた。

 続いて、学生COの関口(ひろ)(あき)さん(建築学部4年)が考案した「防災リュックカードゲーム」が初披露された。このゲームは、限られたリュックの容量の中で優先すべき持ち出し品をカードでシミュレーションするもので、もともとは学生COの合宿などで使われていたツールだった。今回、みかり会の協力を得て製品化が実現し、地域住民への初公開となった。

 同ゲームは、イラストと「ポイント」が描かれたカードを選びながら、日数や季節といった指定された状況に合わせ、限られた合計ポイント内で必要な備えを検討する仕組みである。難易度は3段階用意されており、レベルに応じて品物の種類やポイント上限が変動する。

 多世代の参加者が机を囲み、「これなら3日間過ごせる」「汎用性の高いアイテムを選んでポイントを抑えるのは盲点だった」などと声を弾ませ、楽しみながら備えの重要性を学んでいた。

 考案者の関口さんは、今後も防災リュックカードゲームが地域や学校で行われ防災リュックの備えが広まってほしいと話した。

 今回のイベントは、大学の知恵と地域が連携した新たな防災啓発の形を示した。

(田爪翔)

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