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関学から夢を掴んで chocolatière(ショコラティエール)DÉLICES(デリス)moi(モア)

クレームショコラとチョコレートボンボン=7月24日、chocolatière DÉLICES moi、山本麻衣子撮影

 西宮上ケ原キャンパスから徒歩1分。閑静な住宅街の中に、青い扉が目印の可愛らしいチョコレートショップ「chocolatière(ショコラティエール) DÉLICES(デリス) moi(モア)」がある。

 この店を経営する平田久美子さん(41)は関西学院大学商学部の卒業生だ。幼い頃からお菓子を作ることが大好きだった平田さんは、「いつか自分の技術を示したい」という思いから自分の店を持つことを志すようになった。

 商学部に入学した理由も店を経営する力を身につけるためであった。平田さんは「商学部で学んだ簿記や原価計算がとても役立っている」と振り返る。

 デリスモアのオススメ商品は二つある。一つ目はひと口サイズのチョコレートを箱に詰めた「ボンボンショコラ」だ。平田さんは「箱を開けたときに嬉しさと驚きを届けることをコンセプトに作っている」と話す。そのため、一粒一粒がリンゴやハートなどさまざまな形になっており、宝石のように美しい。味もほうじ茶ラテやユズなど一粒ずつ違い、舌で変化を楽しめる。

 二つ目は「クレーム ショコラ」というチョコレートソフトクリームだ。デリスモアは関学大の近くに位置するが、主な客層は主婦やサラリーマンである。そこで「関学生が気軽に来店するきっかけになれば」と期待を込めて作り上げた。

 特徴はベトナム産のカカオを70%使用していることだ。通常カカオがチョコレートになるまで1年程かかるが、「クレーム ショコラ」に使用しているカカオは60日とかなり短い。そのため、食べると芳醇な香りが口いっぱいに広がる。コーン部分の甘いラングドシャクッキーは、ビターなソフトクリームと絶妙にマッチし、口の中でほどよい甘さになりながら溶けていく。

 平田さんは「関学生にもっと気軽に来て欲しい。商学部の学生の相談にも乗る」と笑顔で話した。大学近くで楽しめる本格チョコレート。ぜひ訪れてみて欲しい。

(山本麻衣子)

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