関西学院大学対日本大学のアメリカンフットボール交流戦が、4月22日に神戸市の王子スタジアムにて行われた。両校の交流戦は5年ぶりで、かつて日本中で話題を集めた「悪質タックル問題」以来であった。
前半、第1クオーター(Q)では関学大が先制でタッチダウン(TD)を決め6点を獲得する。しかしその後、日大の反撃で3点を許した。
さらに後半、第3Q、日大がTDで逆転に成功し、関学大は窮地に追い込まれた。
しかし第4Q終了間近、関学大ランニングバック(RB)の伊丹翔栄選手(3年)がTDを決める。ラスト数分で関学大が王者としての意地を見せ、14対10の勝利で幕を閉じた。
試合後、関学大の大村和輝監督(51)は日大の選手層の厚さやフィジカルの強さを褒めた。今後については「ライバルであるし、交流関係はできるだけ続けていきたい」と話した。
今回の試合を通して、海﨑琢主将(4年)は「たまたま勝っただけ、喜べない」と厳しく受け止めた。今後、部の全体を率いるにあたり「背中で語って選手たちを率いていく、勝ちに貪欲にならないといけない」と、主将としての立場を再認識した。(岡﨑亮太)