オリジナリティ溢れたパンたち＝2024年5月23日、boulangerie quatre mariages、山本麻衣子撮影
ベーカリー「ｂｏｕｌａｎｇｅｒｉｅ ｑｕａｔｒｅ ｍａｒｉａｇｅｓ」が今年の1月30日、関西学院大学上ケ原キャンパスの正門から徒歩1分の場所にオープンした。
店主の山中崇央さん(51)は、長年ホテルでブーランジェ(フランス語でパン職人を指す)をしており、以前は世界有数のホテルブランドであるザ・リッツ・カールトン東京に勤めていた経験を持つ。
ホテルでは上司も客も外国人が多かったため、パンの仕上がりも本場仕立ての歯応えがあるものとなっている。山中さんは「現在も外国人のお客様に気に入っていただいている」と話した。
店のこだわりは、他にはないパンを作っているところだ。ブリオッシュ生地のメロンパンに大粒の砂糖を乗せた「ガリガリメロンパン」や、チョコクロワッサンにティラミスクリームを挟み込んだ「ティラミスのクロワッサンダマンド」。どれも創意工夫に溢れたパンばかりである。
中でも山中さんの一番の自信作は、「倍クロワッサン」だ。このパンは、一般的なクロワッサンの1・５～2倍の発酵バターを使用しており、口に含んだ瞬間バターの風味が口いっぱいに広がる。
山中さんは「値段はどうしてもコンビニなどと比べて割高になってしまうが、その分大きさと味は比べものにならないほどだ」と店のパンに対する自信を述べ、関学生に対して「１個でいいから食べてみて欲しい」と呼びかけた。
すでに訪れている関学生は「自分へのご褒美」や「バイトに対する充電」といった理由でパンを購入しているという。
勉強や部活、バイトに就活などやることがたくさんある大学生活。「ｂｏｕｌａｎｇｅｒｉｅ ｑｕａｔｒｅ ｍａｒｉａｇｅｓ」の美味しいパンで元気をチャージしてみてはいかがだろうか。（山本麻衣子）