部員に指導を行う石井部長(左から二人目)=2026年6月4日、吉岡記念館研修室1、木下健太撮影
関西学院ハンドベルクワイアは吉岡記念館2階の研修室1で毎週月曜日、木曜日の午後6時30分から8時30分まで活動している公認団体である。6月4日現在、男子3人、女子8人の合計11人で活動している。
関西学院ハンドベルクワイアの魅力はどこにあるのか。部長を務める石井吏桜さん(法学部3年)に話を聞いた。そこには石井さんのハンドベルに対する情熱が見て取れた。
石井さんは保育園でミュージックベル、小学校でハンドベルを経験したが、中学校、高校ではハンドベルをしていなかったという。しかし大学で再びハンドベルを始めた。その理由は「ベタなことをしたくなかったから」だという。
ハンドベルは他の楽器とは違うのか。私は「ハンドベルの持つ魅力」を聞いた。石井さんはこう答える。「ハンドベルは一人一人奏でる音が違う楽器で、みんなが違う楽譜をもっています。だからこそみんなの音が一つになると一つの大きな楽器になって、とても音がきれいになるんです」。
ハンドベルは一人だけでは音楽にはならない。全員の鳴らす音が噛み合うからこそ一つの楽器、そして音楽になる。このことこそがハンドベルの最大の魅力かつ面白さなのだ。
ハンドベルがそのような楽器だからこそ、部員同士の協力は不可欠だ。そこで石井さんに「部長として心がけていること」を聞いた。まず石井さんが挙げたのは「みんなで楽しく前に進みたい」という気持ちだった。具体的には「練習で困っていたら答えへの道のりを示す」ことだという。
確かに練習中、石井さんは部員と多くのコミュニケーションを取っていた。リズムをうまく取ることができない部員には原曲をYouTubeで流し、楽譜を指で追わせリズムを取らせるなどの指導の工夫も見られた。「できない部員を置いていかない」これこそが関西学院ハンドベルクワイアの魅力だろう。
最後に石井さんが「後輩に求めたい」ことを聞いた。石井さんは言う。「求めたいのは頑張ることを諦めてほしくないということです。諦めなければいい演奏は必ずできます」。
ハンドベルは簡単そうに見えて、実はとても奥深い楽器である。時には困難に直面することもあるだろう。しかしその困難を乗り越えることで誰もが聞いたことのない美しい音のハーモニーを生み出すことができるのだという。石井さんの言葉には、ハンドベルに対する熱い気持ちだけではなく、部活に全力を注ぐ気持ちも表れている。
先輩の姿を後輩はどう感じているのであろうか。今回関西学院ハンドベルクワイアに所属する1年生の多聞祥大さん(文学部1年)と岩本ひまりさん(文学部1年)に話を聞いた。
多聞さん
―先輩についてどう思うか
「先輩は面白いし優しい。自分がうまくいかないときは助けてくれるし、うまくいったら褒めてくれる」
―部のいいところは
「ハンドベルはキリスト教の大学である関学大だからこそできる」
―どんな部活にしていきたいか
「上級生に見劣りしない部活にしたい」
岩本さん
―先輩についてどう思うか
「ハンドベルにすごく熱心。自分も置いていかれないように頑張りたい」
―部のいいところは
「少人数なので先輩や同級生と仲良くなりやすい」
―どんな部活にしていきたいか
「今の部活のいい雰囲気を保てるように頑張りたい」
最後に石井さんは「関学大らしい普通じゃない体験をしたいならぜひハンドベルを見に来てほしい」と答えた。体験練習はいつでも募集しているので少しでも気になったらぜひ見に行ってほしい。きっとこれまでにない新しい体験ができるだろう。
(木下健太)
【部活動データ】
関西学院ハンドベルクワイア
活動日 毎週月、木 午後6時30分~8時30分
活動場所 吉岡記念館 研修室1
活動内容 チャペルアワー、教会、病院、ショッピングモールなどでの演奏(年20回程度)
部員の所属学部 文学部5人、法学部4人、経済学部1人、商学部1人
その他 クリスマスシーズンの12月は毎週演奏あり

