関西学院大学硬式野球部は10月23日、わかさスタジアム京都(京都市右京区)で開催された関西学生野球秋季リーグ戦第6節5回戦で近畿大学に13対5で勝利し、2024年秋季リーグ以来、4季ぶり18回目のリーグ優勝を果たした。
秋季リーグの近大戦は第3回戦、第4回戦と2戦連続で引き分けに終わり、第5回戦に突入した。関西学生野球連盟が1982年に新リーグを発足して以降、初の実施となった第5回戦。関学大は奥野谷栄須(法学部4年)が、近大は関学大との第4回戦で5回1失点と好投した森健人が先発した。
試合が動いたのは3回裏、近大の攻撃。1死二三塁のピンチで奥野谷が4番三木太介に投じた内角の直球を強振され、左翼への3ラン本塁打を浴びた。
3点を先制された関学大は早々に投手を伊丹健一郎(法学部4年)に交代した。しかし、伊丹も近大打線に捕まり、2死満塁から9番八幡大介に中前適時打を許し、0対4と試合の流れを相手に掴まれてしまった。
4回表、関学大は1死二三塁の好機で7番村亮佑(法学部3年)が打った二ゴロの間に三塁走者が生還し、1点を返した。
さらに5回表、先頭打者の9番新井亮規浩(経済学部4年)がフルカウントから左翼への安打を放った。その後、2死二三塁と好機を広げると、4番宮原大和(商学部3年)が「(スタンドに)行ってくれって気持ちだった」と中堅への同点3ラン本塁打を放ち、試合を4対4の振り出しに戻した。
しかし5回裏、2死三塁から1番久保に右翼への勝ち越し適時打を許し、4対5と再びリードを許す。
6回裏、関学大は伊丹に代わり、エースの飯田泰成(人間福祉学部4年)が登板した。飯田はこの回、2つの三振を奪い、三者凡退に抑えた。
7回表、関学大の攻撃。エースの投球に打線が応えた。先頭の新井が右前への安打で出塁すると、1死二塁から2番高山隼(商学部4年)が中前への同点適時打を放った。続く3番藤原悠宇(社会学部1年)が打った右翼への大飛球は逆転適時三塁打となり、6対5と、この試合で初めて関学大がリードを奪った。
ここで近大は投手を増田壮に交代したが、関学大打線の勢いは止まらなかった。4番宮原から5者連続安打を放つなど近大リリーフ陣を攻め立て、この回一挙7得点。11対5とリードを広げた。
8回表には宮原がこの日2本目となるソロ本塁打を放ち、さらに代打の沖寛太(経済学部4年)が右翼への適時打を放って2得点。13対5と相手を突き放した。
9回裏、飯田が近大打線を三者凡退に抑えて関学大が13対5で勝利した。
関学大は近大との激戦を制し、2024年秋季リーグ以来、4季ぶり18回目のリーグ優勝を果たした。
硬式野球部は10月30日から11月2日にGOSANDO南港中央野球場(大阪市住之江区)で開催される第57回明治神宮大会関西地区代表決定戦に関西学生野球連盟代表として出場する。
小林舜主将(法学部4年)は優勝した瞬間について「人生で一番幸せ」と喜びをあらわにし、優勝の要因を「チーム一丸で最後まであきらめず泥臭く戦ったこと」と振り返った。
本荘雅章監督は、秋季リーグの戦いについて「同リーグの大学に対して、いい戦いができた。選手の成長を評価したい」と話し、優勝した選手たちには「たくましくなったと思う。笑顔が見られて嬉しかった」と語った。
最後に関学生について、本荘監督は「関学生が同じ気持ちで喜んでくれたことに感動した。応援してくれた皆さんに恩返しができて嬉しい」と感謝を口にした。
(佐藤朝陽)

