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関学大ロースクールの魅力に迫って

関西学院大学西宮北口キャンパスが入る阪急西宮ガーデンズゲート館=2024年9月10日、阪急西宮北口駅南ひろば、田爪翔撮影

関西学院大学大学院司法研究科は西宮北口キャンパス内にある関学大が設立したロースクールだ。

西宮北口キャンパスは阪急西宮北口駅に直結する阪急西宮ガーデンズゲート館の7階から10階に所在しており、このうちロースクールは7階から9階にあたる。天候に左右されず、阪急沿線から通学しやすくなっている。

 関学大ロースクールの魅力はこの駅直結というアクセスの良さに加えて少人数教育、豊富な給付型奨学金制度が挙げられる。 

定員が1学年100名を超えるロースクールもある中、関学大ロースクールは1学年30名を定員としている。これに対して教員は20名在籍しており、学生は教員とのきめ細かなコミュニケーションを通じて手厚いサポートを受けることができる。OB・OGとの繋がりが強く、合格までのノウハウを教えてもらえるのもメリットの一つだ。

給付型奨学金制度には、特定の試験日程に合格した全員に初年度の学費を実質全額免除とする制度がある。成績が良ければさらに次年度も免除となり、努力次第では3年間(既修コースであれば2年間)無償でロースクールに通うことが可能だ。

学部とのつながりでは、法学部生はメールで事前連絡を入れればロースクールの資料室の開架資料を閲覧することができる。加えて、法学部において法曹・企業法務・公務の各分野におけるスペシャリストを目指す「特修コース」を通じて関係性を強化している。来年度からはロースクールの教員が受け持つ特修コースの授業を増やすなど、最短期間で司法試験合格を目指すカリキュラム作りに力を入れている。

こうした様々な取り組みが功を奏し、関学大ロースクールは今年の司法試験の短答式において、受験者が在籍する47校のロースクール中3番目の合格率を出す結果となった。

関学大ロースクールは進学を迷っている学部生に対し個別面談に応じている。ロースクールに興味がある学生に対し、「年に数回あるオープンキャンパスなどのイベント参加やメールを通して気軽に連絡してみてほしい」と呼びかけた。       (田爪翔)

関西学院大学西宮北口キャンパス司法研究科入口=2024年9月10日、阪急西宮ガーデンズゲート館7階、田爪翔撮影

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