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夏のボランティアツアー 親子が楽しめる場「ピーナッツ広場」

手遊びをしているピーナッツ広場の様子=2024年8月27日、アプリ甲東、宮嵜結女撮影

 ボランティア活動支援センターヒューマン・サービス支援室は、8月から9月にかけてボランティアツアーを実施した。ボランティアツアーとは、ボランティアの紹介・相談を行う学生コーディネーター(CO)と学生が、共に学外でボランティア活動をするツアーのことである。

8月27日のツアーで向かった先は、「0歳から就園前までの子供と保護者の集いの場」をテーマとするイベント「ピーナッツ広場」だ。毎月最終火曜日(7・12月休み)、午前10時から午前11時30分まで甲東園地区で開催している。

 ピーナッツ広場は2001年に西宮市社会福祉協議会の要望によって民生児童委員を中心に始めた活動だ。親子が安心・安全に参加できる楽しい場所をつくることを目的としている。

甲東園地区は転勤族が多く、保護者が不慣れな環境で孤独に陥りやすい。広場で保護者の交流を広げることで、相談できる場を増やし、子育ての不安を取り除くことが狙いの一つだ。

 当日は団体スタッフと学生COが手遊びや歌遊び、絵本の読み聞かせなどを行い、参加学生は子供と触れ合った。広場は笑い声であふれ、保護者は活動を見守りながらも他の参加者と談笑して交流を深めていた。

ピーナッツ広場に何度も参加している保護者は、「毎回遊びの内容が変わるので子供も飽きない。また来たい」と感想を述べた。 

ピーナッツ広場代表の芝池公子(きみこ)さんは、「活動を通して嬉しく思うのは参加者とスタッフが一体感を持てたとき。笑顔で帰って行く親子の姿を見てやって良かったと思う」と語った。

これからもピーナッツ広場は、親子にとって居心地の良い場所を目指していく。

(宮嵜結女)

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