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関学大硬式野球部 甲子園を舞台に関大に連勝

歓喜でグラウンド内に集まる関学大硬式野球部メンバー=2024年5月11日、阪神甲子園球場、石本理子撮影 

 関西学院大学体育会硬式野球部は5月11、12日に関西学生野球連盟春季リーグ戦第6節に出場した。開催場所は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場だ。初日は関学大が延長12回を制し1-0、2日目は5-3で関西大に勝利した。

 試合は関学大と関西大が戦う「関関戦」。プロ注目投手を率いる関西大との注目の初戦は劇的な結末となった。

両校応援団のエール交換から始まった試合は飯田泰成選手(人間福祉学部2年)が登板。五回まで二塁を踏ませないテンポの良い投球を見せた。六、七回にはピンチを作ったものの最後の打者を三振に取り、七回6奪三振無失点の好投を披露した。

2番手で登板した溝口雄大選手(法学部4年)も五回3奪三振無失点に抑え流れを作った。

 打線は関西大投手陣を前に走者を出すものの十一回まで得点を挙げることができなかった。しかし十二回表のピンチをしのいだその裏、試合が動いた。代打の木村(きみ)(のぶ)選手(人間福祉学部4年)が右前安打で出塁、次の打者が犠打でつないだ。1死二塁のチャンスに打者は6番両井りょうい大貴選手(社会学部4年)、放った打球は左前へのサヨナラタイムリー、激闘の初戦を制した。

 試合終了後、両井選手は「何としても1点をとりたいという気持ちで打席に立った。皆がベンチから喜んで走ってきてくれて嬉しかった」と笑顔で語った。

 この試合で勢いに乗った関学大は第2戦も打線が4本のタイムリーを放ち、逆転で接戦を制した。関学大は関西大から6季ぶりに勝ち点を奪取した。    (久保田創士)

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