関西学院大学は6日、文部科学省から、学生や教職員ら最大3万人を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種を、23日の週から開始できるよう調整中だと連絡があったと発表した。対象者には、生協職員や警備員など各キャンパスで働く関係者も含む。
関西学院広報室は「接種開始日や最終的なワクチン配送量などの連絡が厚生労働省からなければ、1日当たりの接種人数や接種会場も確定できない」とした上で「詳細が確定し次第、予約フォームなどをメールで連絡するので、学生はメールを頻繁に確認してほしい」と話した。
打ち手として、兵庫医科大学の他、上ケ原病院などの近隣の医療機関も協力する。接種は任意。
大学は、6月中旬に厚労省へ接種申請を出したが、米モデルナ社製ワクチンの供給見通しが立たないという理由から、当初予定されていた7月中旬になっても国から接種許可が下りていなかった。(吉永美咲)