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等身大で想いを伝える 「朝の顔」の新たな挑戦 永島優美キャスター

永島優美キャスター=2026年6月8日、関西学院大学東京丸の内キャンパス、高尾亮央撮影

 「皆さん、おはようございます!」。フジテレビ系列「めざましテレビ」・「めざまし8」で朝の顔として多くの視聴者に親しまれてきた永島優美さん(34)。現在、フリーキャスターである永島さんは昨年5月に株式会社「weourus」を設立。今年2月には、自身がプロデュースするフルーツブランド「ORVIIA」を立ち上げ、フルーツ事業という新たな挑戦を始めた。

 これまでの経歴からは、挑戦を恐れず積極的に人と関わる人物像がうかがえる永島さん。しかし、その性格は幼い頃からのものではなかった。

 幼少時代、当時サッカー選手であった父の影響で、どこに行っても「サッカー選手の娘」と周りから認知されていた永島さん。そうした環境に対して、永島さんはプレッシャーを感じることも多かった。その影響で元々は人見知りであった。

 中学・高校時代はチアリーディング部に所属した。しかし、そこで自分自身の性格を大きく変えることはできなかった。

 その後、関西学院大学社会学部に入学。大学2年生の春、その後の人生を大きく変える出来事が待っていた。神戸で開かれたイベントで初めて司会を務めた。「大勢の人を前に話すことが苦手だったので、とにかく準備をして挑んだ」と永島さんは当時を振り返る。台本に記載されていた内容を細部まで調べ上げるなど、万全を期してイベントに臨んだ。

 結果、台本がいらないほど自然と話すことができた。「この時初めて、人前で話すことの楽しさを感じた」と永島さんは回想する。

 イベント終了後、1人の女性が永島さんに駆け寄り、「あなたの声が好きよ。応援してる」と言葉をかけた。  

 この経験から永島さんはアナウンサーを志すようになった。

 永島さんは大学卒業後、2014年にフジテレビに入社。2016年からは「めざましテレビ」のメインキャスターを務め、2021年からは『めざまし8』の初代メインキャスターとなり、多くの視聴者に「朝の顔」として親しまれた。

 加えて数多くの番組に出演していた永島さん。2025年にフリーキャスターへ転身。のちに、自身が代表を務める個人事務所、株式会社weourusを設立し、ORVIIAを立ち上げた。

朝の情報番組を担当する傍ら、スポーツバラエティー番組の司会など幅広く活躍してきた永島さん。収録が続き生活リズムが不規則になる中でも、朝のキャスターを務めた7年間、一度も風邪を引かなかった。  

 永島さんは健康の秘訣を毎日摂取していたフルーツにもあると言及する。朝のキャスターを担当している頃から、自ら市場に赴き生産者や目利きのプロに話を聞き、フルーツを選んでいた。

「生産者が自ら作ったフルーツについて語るストーリーは興味深く、聞いてから(フルーツを)食べるとよりおいしく感じる」と永島さんはフルーツの奥深さを説明する。

 自身がフルーツの魅力を実感した経験をきっかけに、フルーツをもっと身近なものにしたいという思いで生まれたORVIIA。永島さんは、「おいしいフルーツを人々に知ってもらい、手に取るきっかけを作りたい」と考えを述べる。朝食や自分へのご褒美、お土産など幅広い場面でフルーツが選択肢に入ることを目指し、「友人との会話を促す役割や、食べたときの感動体験を提供したい」とその胸中を明かした。

 さらにORVIIAでは、フルーツのストーリーについてより詳しく伝えるため、フルーツを入れる箱や公式サイトの写真、品種カードなど細部にもこだわっている。

 また、ORVIIAは100年以上目利きの歴史がある卸売市場のプロが選ぶ最高品質のフルーツを旬のタイミングで提供している。  

 商品のこだわりについて永島さんは、「フルーツの旬というのは年によって違う。旬の時期に食べていただけるようにほぼ毎週打ち合わせを行っている」とフルーツの味に対する並々ならぬ思いを明かした。

 また、今後のORVIIAの展望について永島さんは、国内のフルーツ消費量が減少している現状への危機感を示した。その上で、「人々が日本のフルーツをもっと生活にとり入れるきっかけづくり」を目標に掲げる。

 加えて永島さんは、他ブランドとのコラボレーションなどを通じてフルーツ業界の可能性を広げている。6月にも菓子店とのコラボレーションイベントを開催しており、今後も業界の枠を越えた取り組みを進めながら、日本のフルーツや品種の魅力を発信し、フルーツ業界全体を盛り上げたいと決意を語った。

 大学時代から現在までのモットーについて永島さんは、「まっすぐに、丁寧に、不器用でもいいから、等身大で想いを伝えること」と語る。アナウンサーとして情報を届ける仕事に携わった際や、現在ORVIIAを通じてフルーツの魅力を発信する際も、その姿勢は変わっていないという。 最後に、永島さんは関学生へ「大学4年間の可能性は無限大。小さな一歩の積み重ねが大きなチャンスにつながるかもしれない」とメッセージを送った。

(佐藤朝陽)

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