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KG PITCH 2025 Spark Baseで初開催

 関西学院大学社会連携・インキュベーション推進センターは12月20日、神戸三田キャンパスのSpark Baseにて「Kwansei Gakuin PITCH CONTEST(以下KG PITCH)2025」を開催した。チーム「Floreco(フラエコ)」がグランプリに輝いた。

 KG PITCHは関西学院大学とその院内校や継続校、提携校の起業を志す学生や生徒が、5分間のピッチで事業アイデアを発表するピッチコンテストだ。ピッチを基に主に関学大卒業生の起業家や会社経営者といった審査員が審査を行う。そして審査の結果選ばれたチームにはグランプリや準グランプリ、その他特別賞などの各賞が与えられる。

 今大会では高校生から大学院生までの計9チームが出場した。5分間の時間制限の下、各チームが熱意を込めて社会課題を解決するための事業アイデアを発表した。

 グランプリを受賞したフラエコが注目したのは、ロスフラワー(まだ綺麗な状態にもかかわらず廃棄されてしまう花)だ。毎年日本ではロスフラワーにより1500億円以上の経済損失が発生している。

 さらに着目したのは病室への生け花の持ち込みについてだ。生け花は感染症などのリスクから、お見舞いとしての持参が禁止されている現状がある。そこでフラエコはロスフラワーを活用して押し花フレームを製作し、病院へ届ける事業を実際に行っている。

 受賞後フラエコの片山仁人さん(社会学部1年)は笑顔で「率直に嬉しい気持ちが強いです。(今後は)もっと事業を成長させたいです」と話し、事業拡大に意欲を見せた。

 KG PITCHでは本気の起業家を育てるため、アイデアの提案のみではなく実際の行動が重視されている。審査員を務めた青木武士さんは「単にピッチをして終わりではなくて、社会実装に向けて起業して実践していってほしいなと思います」と今後の行動へ期待を寄せた。

 Spark Baseでの本コンテスト開催は今大会が初だった。同施設は起業家の育成を主な目的として設立されたインキュベーション施設だが、起業に興味がなくても何かに挑戦してみたいという人々が集まることも期待されている。また学生のみならず誰もが利用可能で、社会と大学の接点の場となっている。

 院内講師で社会連携・インキュベーション推進センターの佐野芳枝さんは「起業の前段階の何かやりたい人同士が(この施設に)集まって繋がったらいいなと思います」と話す。さらに佐野さんは続けて「イノベーションは単一な環境では生まれないと言われています。色々な人がごちゃ混ぜになるからこそイノベーションが起きる」と多様な人々が集まる重要性を語った。

 起業したい人はもちろん、何かやりたい人や挑戦したい人はSpark Baseに足を運んでみてはどうだろうか。あなたの今後の行動が、新たな価値を生み出すかもしれない。

(高尾亮央)

◆各賞の受賞チーム

グランプリ Floreco

準グランプリ CivicLink

審査員特別賞 KOLLÉ

企業賞

I-ne賞 Floreco

池田泉州銀行賞 Floreco・マナティー

JAL賞 マナティー

みなと銀行賞 チームエクササイズ

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